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単行本が刊行されたときに気にしていた小説でした。その時はパラパラと最初の数ページを流し読みしただけでしたが、変わった形式でストーリーが進むことに興味を覚えました。ただ煽り文句がすごすぎて逆に不信感を抱いてしまい、結局そのときは購入に至りませんでした。
ところが今日、本屋で文庫本が出版されているのを見つけて、ページ数も少なく安かったので思わず買ってみました。ドンデン返しが楽しめるタイプの小説だということは事前に知っていたので、オチを楽しみに読み進めました。短い話なので1時間足らずで読み終えました。
意外なオチで十分面白かったです。旧知の仲の男女がネットのメッセージのやり取りを交わす形で物語は進みます。読んでいく途中である種の違和感を感じるのですが、物語が終盤に近付くにつれ新たな事実がわかるのですが、最後は秀逸なオチですね。読了後に最初から読み返す人がいるのもわかります。
文庫化したことで買いやすい価格になっているので、一度は読んでみてもいいと思いますよ。
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